ミヤマスミレ類・無茎種 

12.ベニハナナンザンスミレ

◆ナンザンスミレ
ヒゴスミレの母種
(ヒゴスミレはナンザンスミレの一部)
で、ヒゴスミレとエイザンスミレの雑種や
中間型ではない。

日本では対馬の山地の林下、林縁生息。
どちらかと言うと、明るく乾燥気味の場所に多い。
中輪からやや大輪で、
白から淡い淡紫色まで変化が多い。
ヒゴスミレとエイザンスミレと共に
全てに強い芳香がある。
大陸のナンザンスミレはヒゴスミレ型のものも多く、
朝鮮半島南部程、やや裂片の広いものが現れるが、
夏葉が元から3つに分かれるものは無い。
エイザンスミレとは非常に近縁で
雑種には全て稔生が有る。



◆ベニハナナンザンスミレ
この名前で普及している
出所不明の鮮やかなもので、
特に香りが強い。



10.04.03ベニハナナンザンスミレ

10.04.03ベニハナナンザンスミレ(紅鶴)



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