生徒 | ちしゃ猫 |
2007.08.05 アブラムシ・ハダニ 春先から発生し続けているアブラムシとハダニ。 私の様な素人は「アブラムシが沸いて出た」と言ってしまう。 しかし何もない所に「沸いてでる」はずもなく 彼らの事を知れば少しでも彼らとの戦いの?役に立つのでは??? と、調べてみた。(Wikipedia等) 一口にアブラムシといっても種類は多く、 日本では名前の付いている種類だけでも700種以上います。 特定の植物にしか寄生しない種類、多くの植物に寄生する種類などがおり、 どの植物にも数種類のアブラムシが寄生します。 体長は2〜4mm程度の種類が多く、体色は濃緑、淡緑、赤、黒、茶、黄色など様々です。 春から秋までは雌だけで繁殖(単為生殖)して世代を繰り返します。 一匹の寄生では見すごしがちで、群棲した状態で目につきます。 アブラムシは非常に繁殖力の旺盛な虫で、 成虫は条件が良いと毎日数匹から十数匹の雌の子供を産み(胎生)、 子供は10日前後で親になって雌だけで(単為生殖)子供を産み続けるからです。 繁殖力の強さは胎内にいる子の中に既に次の胚が準備されているほどです。 春と秋に目立ち、夏にはあまり見かけないのは暑さに弱いためで、 初夏頃に翅のあるアブラムシが生まれて移動するからです。 秋になると戻ってきて繁殖を繰り返しますが、 雄が生まれて交尾をして卵の状態で越冬します。 間接被害はウイルス病を媒介することです。 ウイルス病に感染した植物の汁液を吸った有翅のアブラムシが 次に健全な植物に移動して汁液を吸う時にウイルスが侵入して感染します。 また、排泄物の上にすす病が繁殖して黒くなることもあります。 アブラムシは寄生して増えていきコロニーを形成し、世代を継承させます。 植物が新鮮な間は無翅形のものが多いが、植物が弱ってくると、 羽のあるものが現れ移動を開始します。 畑にこれが現れるとすぐに全体に広がって、キュウリが全滅する事もあるくらいです。 その1:【共生】 アリとアブラムシは共生関係にあります。植物の汁液を吸っているアブラムシの排泄物は 甘い液体で、アリの好物です。 つまりアリが植物を登っていく先にはアブラムシなどの吸汁性害虫が寄生する ということになります。 アリは甘い汁を貰う代わりにアブラムシを天敵から守ってあげます。 また、イチゴの新芽にアブラムシ(イチゴネアブラムシ)が寄生すると、 新芽を土で覆ってあたかも巣の中で飼育しているように見られる場合もあります。 その2:【天敵】 アブラムシの天敵にはテントウムシ、カゲロウ、ヒラタアブ、 その他オンシツツヤコバチのような寄生バチなど多くの種類がいます。 寄生バチはアブラムシの体内に卵を産み付けます。 産み付けられた卵からかえった幼虫は、アブラムシの体内を食べてしまいます。 かわいいテントウムシ(ナナホシテントウなど)は成幼虫とも大食家で アブラムシをよく食べるので大切にしたいものです。 ただし、星の数が28個あるニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ) だけは成幼虫共にナス科植物の葉を食べる害虫なので注意してください。 ハダニ 【 生態、生活史 】 寄生範囲は広く、野菜ではイチゴ、ナス、キュウリ、メロン、スイカ、インゲンマメ、 ダイズ、サツマイモ、サトイモなどでの被害が大きくなっています。 トマトやアブラナ科野菜での発生は少なく、雑草のナズナ、カタバミ、 オオイヌノフグリ、カラスノエンドウなどに寄生します。 ハダニ類は口針を新鮮な葉肉に刺し込んで、葉液を吸汁しながら生活しています。 したがって、枯れた葉やしおれた葉または弱々しい葉は好みません。 移動はハネがないため、風に乗るか、歩行してか、動物などに付着して分散しますので 活動の範囲は狭く、あまり拡がりません。 一方、高いところを好むので花芽の被害は多くなります。 ハダニ類は交尾しなくても、卵を産むことができ、産んだ卵は必ずオスになります。 交尾して産んだ卵は必ずメスになります。 したがって、メスが一匹いればどんどん繁殖できるわけです。 高温・乾燥を好み、夏季に多発しやすく、 露地栽培よりも施設栽培での被害が問題となります。 25℃での発育期間は、卵が2〜3日、幼虫〜若虫期間は6〜7日で、 年間10世代以上発生します。 ハダニ類の被害は、一般的には次の順序であらわれます。 まず葉に白斑の食害痕があらわれます。 次に葉の黄化と生育不良がみられます。(これはMgやNの欠乏症と似ています。) 密度が高くなると、葉裏はクモの巣状の糸でおおわれます。 ハダニ類は抵抗性がつきやすいので、ローテーション防除にこころがける事です。 |
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すみれ歴 | まだまだチンプンカンプン |