すみれノート

生徒 ちしゃ猫
2月、3月の作業
(関東地方を基準として)
***2月の作業***
○水やり
・午前中に済ませる。(寒い年は特に)
・カラマツの落ち葉で根の保護。(殺菌作用も有り)
・冬でも葉の残っている株・・場合により 殺虫、殺菌をする。

○閉鎖花に注意!
・早咲きのスミレは温度に敏感な為閉鎖花なりやすい。
・対策ー夜、家の光をもらさない。 
   昼夜の温度差を作らない。
   (二重鉢にする。影に置く)
*夜、家の中の光が漏れると 光に反応してしまうスミレは
閉鎖花になってしまう。

ノジスミレ、ヒカゲスミレ、ヒナスミレ、アオイスミレ、イブキスミレ、
エゾアオイスミレ、等は早咲き。

○肥料、殺虫(最も寒い時期)
石灰硫黄合剤・・ソウカ病を始め、病害虫防除。
・100〜200倍液を冬芽周辺に水差しで与える。
(強い消毒剤なので芽出し前に済ませておく。)
・葉が越冬する種類(ニオイスミレ等)はシミになり汚れるので与えない。
(ナメクジ、カタツムリ用の薬も同じ。)
・ベランダ、軒下では ハダニ、アブラムシに注意。

○種蒔き
・なるべく2月中に蒔くとよい。
(乾燥保存した種は寒さに当てると発芽しやすくなる)
・発芽は花の咲く頃に始まる^▽^

☆ジベレリン処理(発芽促進剤)
・発芽の悪いものにすると良い
(ニオイスミレ、キスミレ、タチツボスミレ、スミレサイシン等)

☆シロスミレ、サクラスミレ、タチスミレ等
発芽しにくいので2〜3年は管理しよう♪

☆発芽までの管理
・蒔き床を干からびさせない様 注意。
(種は水分を吸収し、様々な必要な物質を合成する
酸素反応が始まる為。)
・直射日光の当たらない明るい日陰で管理
(特別光を必要としたり、光を嫌うことはない)

○葉で越冬するすみれ
・冬の乾燥に弱いので他の鉢よりもたっぷりと水をやる。
(タチツボスミレの仲間、日本海側原産の種類)

***3月の管理***
○管理
・冬芽が動き始めた鉢からよく日に当てる。
・水はたっぷりと与える。
・花が咲かずに閉鎖花に変わりやすい早咲き種は要注意。
(根の温度の急上昇、夜間照明を避ける工夫をする)

○消毒、殺虫
・消毒はしない(花弁が汚れるので花時はしない)
(ツボミが膨らむ前に必ず殺菌、殺虫剤の散布)
・アブラムシ、ハダニに注意(特にベランダ栽培)
(すぐに蔓延するので見つけたら早めの対処を)

☆春は日中の気温よりも夜の気温の高さで成長する。
☆花時の肥料ーハイポネクス(2000倍)等を 月1〜2回
(数は多くならないが花が立派になる)

----ちょっとメモ----
5月の連休過ぎまで花が有っても連休頃には植え替えよう♪
花柄はすぐに取る。
通気性を良くしよう(特に温室栽培は要注意)
(田淵誠也著「すみれを楽しむ」参照)

 
すみれ歴 まだまだチンプンカンプン

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