☆ヤヨイ系☆ 

ビオラ・ジョーイが片親のもの
特徴 葉数が多く夏もあまり大型にならない
花立ち良く整った姿で開花し、どれも香が強く花期の長いものが多い。
株の寿命、交配種の寿命は共に普通
メモ 外国種と日本のすみれの交配で"すみれの国際結婚"とも言える
その他中国、ヨーロッパ等の組み合わせなどの国際化?も進んでいる。
外国種が片親のものは一つ一つ固有の名前を付けるのではなく
組み合わせ名+品種名の二重命名法で混乱を防ぐようにしている。

                                                        



☆スズキF-1系☆ 
スミレ×ヒゴスミレ(ナンザンスミレ)の組み合わせのもの
特徴 スミレの多用な変異を反映して多彩。
整った姿で開花し、花期の長いものが多いが香があっても弱い。
大変丈夫で株の寿命、交配種としての寿命も長い。
メモ 昭和初期に横浜の鈴木吉五郎氏により初めて園芸目的に交配された組み合わせで
品種名は氏の名前にちなむ。
同性の鈴木進氏が昭和50年に交配し、育成した小型多花性のスズキスミレが
ラインローザと共にすみれの交配種として最初に商品化されたことは因縁めいている

                                                        

☆スズキF-2系☆ 
スズキスミレの4倍体が片親のもの
特徴 スズキスミレに似たものが多く、すみれらしい落ち着いた美しさを持っている
整った姿で開花するがやや花期は短く寿命も短い
メモ スズキスミレ4倍体には幾つもの系統があり、
それぞれの育種目標によって使い分け
育成されたものがこのスズキスミレF-2系と言っても過言ではない
単に両親の良い所を合わせ持ったものでも
たまたま咲いたすみれの交配種同士を掛け合わせたものでもなく
目標に持って育成された「作品」と理解できる

                                                        

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