タチツボスミレ・有茎種 

(45A-2)ケイリュウタチツボスミレ


◆ケイリュウタチツボスミレ
近年になって認識された
タチツボスミレの渓流型変種(小型)
増水すると完全に冠水するような
河川中流域の河原に生える

花はタチツボスミレと大きな違いはないが
花弁が細い傾向がある
葉の表面には光沢があり
根生葉は三角形で基部は切形〜浅い心形
花後の茎葉は長三角形や基部が
くさび型の菱形に近い形になる

中部地方の太平洋側の河川を中心に
神奈川、広島、富山、京都など
各地で見つかっている

◆タチツボスミレ
中輪で淡い青紫が基本だが
花色、花型など非常に変化にとんでいる

海岸近くから亜高山、明るい場所から
やや暗い場所、乾いた場所から湿地まで
様々な環境に生育する

日本も含め東アジアで最もポピュラーなすみれ
様々な変異に色々な名が付けられている
北に行くほど有毛のものが多い





04.04.18 神奈川県

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